保険治療と保険外治療(自費)の第一の違いは?

歯科医療には、『保険治療』と『保険外治療（自費）』の2種類があります。

保険治療の場合には保険証を医療機関に提示することで、治療費の一定の割合を支払うことになります。
非常に安価に治療を受けることができ、実際の負担は1割～3割となります。
保険医療に関しては、負担の割合に決まりがあるため、歯科医院によって費用が変わることがありません。
しかし、安価に治療を受けられる反面、治療法や材料が限られます。時間的な制約もあるため、場合によりますが十分な治療を受けられない可能性があります。

保険外治療（自費治療）は、保険と比べると非常に高価な治療です。歯科医院によって治療内容・治療費は大きな差があります。
しかし、保険外治療では十分な時間をかけて治療を行なうことができます。
治療の質は保険の場合よりも良い場合が多く、良い材料（セラミックやチタンなど）も使えるため、治療のはばは広がります。

【保険治療の治療費】 保険証を医療機関に提示することで、治療費の支払いが3割で済む(一部負担金の割合は、年齢や所得により異なる) 同じ治療内容であれば、どこの歯科医院に行っても治療費はほぼ同じ

【保険外治療(自費)の治療費】 歯科医院によって治療費は大きくことなる 治療に制限がないため、十分な材料・治療法で歯科治療を行ってもらえる

通常のむし歯治療ならば保険治療で十分ですが、審美治療などは保険治療と保険外治療で行える治療の差が大きいです。
また、インプラント治療は、基本的に保険外治療になります。
例えば、審美の保険治療では入れられる歯の材料は樹脂のみです。しかし、保険外治療ではセラミックを入れることが可能です。
セラミックの方が身体に優しく、アレルギーの心配がありません。ただし保険外治療では、保険治療に比べ医療費が高額になります。

当院では、治療の前に患者様と十分なカウンセリングを行い、どちらの治療にするかのご提案をいたしております。
保険外治療をおすすめする場合もございます。
それは摩耗や変色の問題から患者様の希望をお聞きして、特殊な治療で保険外治療のほうが良いのではと判断した場合でございます。
ご理解の上、保険外治療を受診ください。